新しい記事を書くことで広告を消すことができます。
Negitaku.org様にてAuzentechのサウンドカードのレビュー募集があったので、応募させていただいた所、幸運にもお貸しして頂ける事になりました。
まずはFPSの経験ですが、大会には未だに1度も参加した事がありません。
出来たとしても間違いなくお荷物になる程にへたれですし、基本的にはみんなでガタガヤ遊ぶのが好きなタイプです。
今回のレビューで使っている環境とか違いますが、Negitaku.orgのプロフィールページです。
http://www.negitaku.org/members/9784/
個人的に、この手の製品は非常に好きで、ともすればHD-Audioの普及に伴い、あま前面に出てこないデバイスであるのも事実ではあるのですが、やはりオンボードとは比較にならない高音質・高機能という点は重宝するところであります。
というわけで、今回はAuzentech X-Fi Forte 7.1のレビューになります。
■基本的な部分
まずは特徴ですが、このForteにはCreative社製のX-Fiチップが搭載されています。
X-Fiと言えば、ゲーマーにはお馴染みのSound Blasterに搭載されているチップであり、基本的にはSound Blasterと同じ機能が使えます。
そのうえで、回路の見直しや部品の品質を向上する事により、更なる音質向上を図っているというのがポイントで、Sound Blasterにはない特徴も兼ね備えている製品です。
接続はPCI-Express x1で、PCIよりもPC全体に負荷をかけないシリアル接続なため、ゲームをプレー中にボトルネックになるという事もありません。
x1が余っているという方も多いですし、そういう意味では気軽に導入しやすい方は多いのではないでしょうか。
Sound Blasterで言えば、どの位置にあるのだろうかという事を調べてみたのですが、おそらくX-Fi Titanium Professional Audio相当のようです。
EAXも5.0対応ですし、64MBのX-RAMが搭載になっていて、実売の価格もほぼ同じような金額で推移しています。
・X-Fi Forte 7.1 16,800円
http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1090828355
・Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio 16,707円(平均価格)
http://www.coneco.net/PriceList.asp?COM_ID=1080521026
※2010/06/15現在の平均価格、coneco.net調べ
ただ、大きく違うのは、このForte 7.1はロープロファイル対応という点です。
付属品には、きちんとロープロファイル用のブランケットも付属していますし、コネクタが犠牲にならないようにD-Sub15ピンを利用した、マルチ入出力ケーブルが採用されています。
ONKYOのSE-200 PCIといった製品でも見た事があるタイプですので、中にはこういう接続に馴染みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ロープロファイルは、スリムタイプの省スペースケースや、一部キューブケースといった物に採用されている事が多いです。
ロープロファイルのサウンドカードを必要としている方がどれだけいるかは不明なのですが、ゲーム以外にも幅広い使い方が出来ますし、何より小さいPCで高温質な音を楽しめると考えれば十分価値があると思います。
マルチ入出力ケーブによる出力以外にも、2chのヘッドフォン出力に特化したヘッドフォンアンプ出力ジャックが搭載されています。
(D-Subと同軸の間のジャック)
こちらはマルチ入出力のフロント出力とは別に回路を設け、16Ωから600Ωのインピーダンスのヘッドフォンにすら対応するようです。
マルチchにこだわらないという方や、ヘッドフォン前提でゲームをされてる方にはありがたい配慮だと思いますが、使い方を間違えるとサウンドカード本体を損傷してしまう可能性もあるため、なかなか難しいかもしれません。
ですが、ASIO2.0も使えますし、こういう2chの出力に特化したサウンドカードは非常にありがたい配慮だと思います。
Sound Blasterにはこういう機能が付いていないため、ゲーム用途に限らず、ワンランク上の音質を求めたいという方はこちらを選んでも損はしません。
また、光・同軸によるデジタル転送のジャックも備えています。
見た目は同軸なのですが、付属のコンバータージャックを利用し差し込む事になります。
残念ながら、デジタル転送は出力のみで入力には非対応なのですが、かなり長めの光ケーブルが付属している点は非常にありがたいです(意外と高いんですよね…)
ジャックのコンバーターはひとつだけしか付属していませんが、付属のケーブルは光角端子対応ですので、ほぼ全ての機器で利用出来ると思います。
マルチchに対応するアンプと一緒に利用すれば、DTS ConnectやDolby Digital Liveにより、気軽にケーブル1本でDVDやBDといった映像ソフトのマルチch出力を楽しむ事が出来ます。
入力側としては、マイク用にアンプも搭載されていて、一般的な音楽用のダイナミックマイクもそのまま利用が出来るようです。
勿論、PCでは当たり前のコンデンサマイクにも対応しています。
ライン入力も備えていますので、音の収録といった用途でも十分力を発揮してくれるのは間違いなさそうです。
ただし、Sound Blasterを利用する場合、一部ゲームで入力側で音を拾わなかったりするという問題があったため、喋りながらゲームをしたいという方は、オンボードデバイスとの併用をオススメします。
ドライバやミキサーは、ほぼCreativeが自社のSound Blaster用に公開する物と同じようです。
ゲームモード、エンターテインメントモード、オーディオクリエイションモードと3種類に切り替えられ、用途に応じたミキサーや設定を利用する事が可能です。
バージョンが古いのか、使っているOSがXPだからなのかはわかりませんが、Win7上で使用しているSound Blasterのミキサーと比べると、スピーカー単独のボリューム調整が出来ないのは少々不便かなと感じました。
カードそのものにはフロント出力用のヘッダピンも用意されています。
サウンドカードを増設する場合、M/Bに最初から存在するオンボードデバイスはBIOSでカットしておくと良いわけですが、そうなるとケース内部のオーディオ用コネクタが不要になってしまうため、こういう接続端子があるのはありがたいです。
ただし、ケース用のコネクタですので、フロント出力とマイク入力しか使えません。
こちらはミキサー側で制御することも可能ですので、用途に応じて使い分けをされると良いです。
そして、オペアンプも交換できる仕様になっているため、好きなようにオペアンプを交換し、自分好みの音質で音を楽しむ事も出来るようになっているのは良いと感じました。
Sound Blasterでも、最新のX-Fi Titanium HDから交換が出来るようになったようですが、そちらは実売で17,000円前後という事を考えると、悩みどころではあります。
個性と言う意味では、Sound Blasterよりも、個人的にはAuzentech製品の方が上かなと感じています。
■7.1chの臨場感
今回、X-Fi Forte 7.1のために用意した環境は以下のとおりです。
OS:WindowsXP Professional Edition
CPU:PhenomII X2 550 Black Edition
M/B:Foxxconn Cinema II Deluxe
RAM:CFD W3U1333Q-2G(DDR3-1333/2GBx2)
VGA:HISH467QS512P(RadeonHD 4670)
HDD:余っていたWestern Digitalの160GBのSATAのHDD(ML115付属品を流用)
この環境下で、マルチch出力をCreativeのInspire T7700にて実現しています。
スペース的な問題でセンタースピーカーが少々上(写真ではサブウーファの上)に行ってしまいましたが、極力同じ高さにスピーカーを再設置したため、サラウンド環境としてはそこまで悪いというわけではありません。
また、Inspire T7700は最初から付属するケーブルでは5.1chまでの対応しかしてくれず、アンプと一緒になっているサブウーファに存在するスイッチで7.1chにしなければなりません。
それでは意味が無いため、ケーブルを別に用意して、きちんとネイティブに7.1ch出力が行えるようにしました。

(フロント以外の3本のケーブルをサブウーファと接続しています)
今回の検証で利用したゲームは、往年の名作となりつつあるHalf-Life2です。
Windows版の発売は2004年と、すでに6年も経過しているゲームではありますが、設定では最初から7.1ch項目がありました。
BattleField Bad Company2も所有していますが、一部の報告ではSound Blasterでは設定が必要という事もありましたし、今回はこちらを利用してみました。
まず、X-Fi Forte 7.1のミキサーで出力を7.1chに変更し、全てのスピーカーから音が出る事を確認してからゲームを立ち上げまず。
その後、ゲーム内の設定で7.1ch出力に変えると、タイトルの段階で全てのスピーカーから音が出力されるようになりました。
少しゲームを進めてみると、はっきりとわかるのは音による敵の位置情報です。
後ろから撃たれれば、その方向からきちんと銃声が聞こえますし、これまで以上に敵の位置が把握しやすくなった分、ダメージを受ける頻度も多少なりとも変わりました。
銃声以外にも、飛行するマンハックやスキャナーやヘリコプターの位置すらも、音の情報だけて大まかなな方向が分かるようになったのは大きいと思います。
(スキャナーの位置に応じて出力が変わる)
この位置情報ですが、向き以外にも距離や環境でも違いが表れます。
↓ (後ろに向いてみる)
(リアスピーカーから声が聞こえます)
2ch出力でも距離は大まかな位置は掴めますが、ゲーム内の音量のみの調整で済まされていた要素に向きが加わる事で、より一層『その場所にいる』という臨場感が向上しました。
ただ、狭い空間では距離が近いためか、周囲の環境で音が反響しているためか、あまり意味は無かったような感じです。
製品が古いためか、感覚的には多少無理矢理な印象を受ける部分もないわけではありませんが、音だけで周囲の環境がきちんと把握出来て、そのうえで作品の空気をより一層強く感じられる事に、マルチch出力の効果はあるのではないかと思います。
私のような気軽にFPSを遊ぶユーザーにとってみては、シビアなマルチプレーによる対戦でガンガン相手を倒すという事はしなくても、キャンペーンを遊ぶだけでこれだけの違いを感じられるのには少々衝撃を受けたのも事実です。
臨場感を向上させる意味では十分価値のあると思いますし、それ以上にマルチプレーで遊ぶ方にとってみては大きな武器になりえると思います。
ただ、これは私だけの問題なのかわかりませんが、臨場感が向上するという事は、それだけ今まで以上に聴覚を駆使しなくてはいけなくなるわけで、その分、身体にかかる負担も大きく感じました。
特にHalf-Life2のような、人外のような存在がいるゲームだとより一層神経も削らされそうなほどビクビクしながらプレーすることになってしまいます。
それでも、これだけの臨場感を得られるようになったのであれば、5.1ch以上のスピーカーを用意して遊ぶには価値があると思いますし、X-Fi Forte 7.1はその期待に応えてくれる製品であるというのは間違いない事実だと思います。
■ヘッドフォンで使ってみる
次は、スピーカーではなくヘッドフォンを使っての検証です。
使用したのはTIMELY BASIC5.1 Amatyという5.1chのサラウンドヘッドフォンと、私が長年愛用しているSkype用に購入したSONYのDR-220DPVです。
(BASIC5.1 Amaty)
前者はM/Bのレビューのために購入したようなものですが、せっかくの機会ですし試さないわけにはいきません。
こちらは単純にInspire T7700の接続を切り替えてみるだけにしてみました。
これは以前から思っていた事なのですが、やはりサラウンドヘッドフォンには限界があるように感じられます。
製品が安価な物だというのはあるのですが、スピーカー程に正確な位置情報の把握には使えません。
特にこの製品、どういうわけかフロント・センター/ウーファ以外に、リアではなくサイド扱いでスピーカーが設置されているようです。
そのため、リア側のジャックにサイド用のジャックを挿して利用することになるわけですが、やはり今一歩という印象が拭えませんでした。
それでも、音楽を聴く用途では十二分にサラウンド感を得られましたし、X-Fi CMSS-3Dで2ch出力の音源をマルチch出力に切り替えて聴くと、今まで聞いていた音楽が別の音楽になるかのような感覚で聴くことが出来ます。
そういう用途での利用ならアリだと思いますし、ゲーム以外にも通常の使用でX-Fi Forte 7.1の使い勝手の良さというのが良くわかりました。
(DR-220DPV)
次にSONYのDR-220DPVですが、こちらはマイクの品質が非常に高く、これまで色々な製品を使ってきた中で一番のマイクだと思っている製品です。
とにかくマイクの入力レベルが高く、そのうえであまり周囲の音を拾わないという、個人的には非常に理想的なヘッドセットマイクだと思っていて、現在使用している製品で3台目になります。
オープンイヤーなので好みの差はあると思いますが、個人的にも半密閉型にありがちな低音部分の強調があまり強くない方が常用には向いていると思っていますし、大抵の事はこのDR-220DPVで賄えているわけです。
で、こちらは通常のフロント出力以外に、せっかくヘッドフォンアンプがあるのに勿体無いという事で、そちらと比較することにしてみました。
…圧巻です。
正直、比較にならない程に音質が向上したのには驚かされました。
同じフロント出力(ミキサーでのボリューム調整は共通)なわけですが、アンプを通すだけでしっかりと音に厚みが増し、これが本当に同じサウンドカードなのかと思う程です。
アンプを通す事でノイズが出るのではないかと気にしていたのですが、そんな事は一切ありませんし、サウンドカード単体でこれだけの品質は明らかに買いだと思います。
注意する点は、ヘッドフォンアンプから通常のフロント出力にジャックを挿しかえると音量もかなり違うようで、ジャックを挿しかえる際には音量に注意しなくてはいけません。
元々、Sound Blaster(X-Fi)はオーディオ向きではないと思っていた部分が私にはあったのですが、ヘッドフォンアンプを通すだけでここまでの品質で音が再生出来るなら申し分ないレベルだと思います。
むしろ、今回の検証に使用したヘッドフォンでは明らかに役不足過ぎて、その凄さが上手く伝たえられないのが残念な程です。
日常、音楽を楽しむ方で、ヘッドフォンを利用される方には抜群に良い選択肢だと感じました。
■マイクアンプは伊達じゃない!
最後はマイク入力です。
基本的にこれまで、Skypeで利用するヘッドセットマイクは全てMDレコーダーを通してアンプ代わりにして使っていました。
その理由は、マイクよりもライン入力の方が安定して使える事や、ヘッドセットマイク使われるコンデンサマイクとサウンドデバイスとの相性の問題(電力不足による音量低下)が解消されるためです。
また、X-Fi搭載のサウンドカードで、一部ゲームとの相性が悪いらしく、入力側が正常に認識されない問題があるらしく、ボイスチャット(確かventriloかMumble)との相性もあるという話を以前伺っていました。
サウンドカードによっては入力のレベルも違いますし、どうしてもその差を無くすためには必要だったわけですが、X-Fi Forte 7.1には最初からマイクアンプが搭載されているため、今回はマイクを直接接続するという形を取っています。
使用したのは、ヘッドフォンの検証にも利用したDR-220DPVです。
(見づらいかもしれませんが、ミキサーの一番右が入力レベル。右はSkypeの設定でアーアーと喋った時のレベル)
ビックリしたのは、その入力レベルの強さです…オンボードも含めると、おそらくこのX-Fi Forte 7.1はこれまで色々と使ってきた中で、間違いなく一番入力レベルが高い製品だと言えるかもしれません。
初期状態で喋るとSkypeのピークレベルは完全に上限を超えてしまうため、かなり抑えてようやく普通に収まるレベルになりました。
その状態で喋ってみると、明らかにMDレコーダー経由でマイクを使うよりも音質が良く、殆どノイズというノイズは感じ取る事が出来ない程にしっかりとした音質になりました。
これはMDレコーダー側で経由した場合、MDレコーダーのノイズを拾ってしまう状態が無くなったSkypeも含め、ボイスチャットはコーデックによっても音質が左右されるというのはあるのですが、元々の音声にノイズが入らず、しっかりとした音声になれば十分聞き取りやすい音声になると思います。
これだけのアンプが搭載されているのであれば、安価で入力レベルの低いヘッドセットマイクでもきちんと入力されると思いますし、マイク選びの幅というのが一気に広がるため、マイクがネックになっていた方でも実用的なレベルになるのかもしれません。
また、このマイクアンプはコンデンサのみならず、ダイナミックマイクでも利用が可能ですので、スタンドマイクを利用する事も可能というのはありがたいです。
■まとめ
今回、初めてAuzentech製品を使わせていただく機会に巡り合えたわけですが、正直な話、想像していたレベルを良い方向へと裏切られたような気分でいっぱいです。
特に驚かされたのは、ヘッドフォンアンプの音質の良さと、マイク入力のレベルの高さではあるのですが、全体的にしっかりとした製品になっているため、どのような使い方をしても大丈夫なサウンドカードです。
ゲーム向きなX-Fi搭載でありながら、きちんと抑えるべき点を抑えて、そのうえでSound Blasterとほぼ同じ価格であるなら、X-Fi Forte 7.1を選ぶべきだと思います。
ただ、5.1chはともかく、今から7.1chの環境を揃えのが難しいという問題があります。
PC向けの7.1chスピーカーは、知っている限りで現時点では全く選択肢が無く、かつ7.1chにしっかりと対応したゲームも数少ないのが現状の問題です。
それだけ贅沢な環境であるわけですし、もし購入されるのであれば5.1chのスピーカーセットと一緒にと考えるべきだと思います。
それなら比較的安価な製品も出ていますし、FPSといったゲームをするにはそれ以上の贅沢をする必要もありません。
また、入力側の品質が明らかに良くなっている事をありがたいと思う方も多いはずです。
ボリュームを最大にしても音声が小さくで相手から聞き取れないと言われたり、ノイズが酷くて困っているという方にとっては最良の選択肢です。
事実、これまでVIA ENVY24シリーズ搭載製品や、Sound Blaster、オンボードといった様々な製品を試してきた私でさえ驚かされたぐらいです。
ロープロ対応という事で、使用する環境を選ばないのもひとつの利点ですし、お気に入りのサウンドカードが見つかれば、OSが対応され続ける以上、今後ずっと使い続けていられるわけですし、そういう意味ではX-Fi Forte 7.1のコストパフォーマンスは尋常じゃなく安くて使いやすいと感じました。
これからサウンドカードの購入を検討される方は、是非このX-Fi Forte 7.1を選んでみて下さい。
オンボードは勿論、この価格帯のサウンドカードと比較しても明らかにワンランク上の製品というのがわかるはずです。
それにしても、ここまで1枚のサウンドカードで何もかも対応する製品が出てきている昨今…凄い世の中になったものだなと本気で驚いている私がいます。
追記:
せっかくなのでWindows7を導入しているメインPCに接続してみました。
元々、メインPCにはSound Blaster X-Fi Titanium Professional Audioを使っていたので、殆ど切り替える必要はないと思ったのですが、OSの違いでミキサーの処理の違いはあるのかというのがどうしても気になってしまいました。
で、その結果なのですが…
スピーカー単独のボリューム制御が出来る!
DTS Connectが使える!!
どうやらOSによっても処理が異なるようです。
この仕様はVistaと共通なのかもしれませんが、個人的にはXPの時以上に使いやすく感じられます(特にスピーカー単独のボリューム制御は本当にありがたい)
ただし、THXだけは使えないのは確定しているっぽいです。
また、フロントI/Oからヘッドフォン出力・マイク入力を行っていますが、マイク入力レベルは思ったよりは大きくないかなという感じですね…OSの違いでもあるのでしょうか?
Kingston Technologyにて行われていた『サンプリングでアリガストン』キャンペーンにて、KHX2000C9AD3T1K2/4GXをお貸しして頂けることになりました。
タイミング的にちょうどDDR3のメモリを購入しようと思っていた矢先でもあり、ありがたい事にサンプリングに当選というDMがTwitter経由で入ってきて、かなり楽しみに待っていました。
というわけで、到着したKHX2000C9AD3T1K2/4GXがこれになります。
凄く…大きいです…。
本当にメモリが2枚しか入っていないのかと思うほどに大きいパッケージに少々驚きましたが、実際に手にとってみるとヒートシンクがちょうどメモリの高さ2つ分ぐらいにまで伸びていて、風が当たればかなりしっかりと冷却が行えるような雰囲気を醸し出しています。
そして手にとって見てみるとよくわかるのですが、この青いメモリヒートシンクがかなりしっかりとした重量感を与えているようです。
これが2つも入っていれば、かなりしっかりとした重さになるというのもよくわかります。
↓
そして以前搭載したメモリを外し、KHX2000C9AD3T1K2/4GXを付けてみたのですが、存在感が本当に凄く感じられます。
ただ、高さがある分、使用するCPUクーラーによっては大きく干渉してしまう可能性があります。
私の場合は、CorsairのCWCH50-1を使っているため、干渉する物は存在しませんが、背の低いクーラーや、メモリスロットの位置次第ではかなり大きな影響が出てくるのは間違いありません。
しかし、その高さの分、クロックを上げて発熱するメモリをきちんと冷やせるわけですし、極力ハイエンドなメモリをという方には色々な意味で安心感があるように感じられました。
さて、このKHX2000C9AD3T1K2/4GXなのですが、メーカー公式を見ると…
http://www.kingston.com/japan/hyperx/products/t1_ddr3.asp
>メインストリーム向け DDR3 PC プラットフォーム(Intel P45 チップセット、AMD Phenom II プロセッサなど)に特化した設計
>パフォーマンス最大化に特化した設計に加え、クロックとレイテンシータイミングの各種組み合わせの製品を用意し、ユーザーの多様なニーズに対応
>2枚組メモリキット設置によりデータ転送容量も 2 倍に拡大
>高電圧動作でもメモリ長寿命を確保する高効率ヒートシンクを装備
こう書かれているのですが、一部ショップではIntel P55向けという表記もあったりと、微妙に扱いが不明瞭な点が気になってしまいました。
勿論、〜向けと書かれていても専用というわけではありませんし、相性問題や初期不良という状況でなければ確実に動くのは間違いありません。
今回、これだけの良質なメモリをサブPCで検証するには勿体無いという事で、現在使用しているメインPCにて様々な検証を行ってみました。
OS:Windows7 Professional
CPU:PhenomII X6 1090T Black Edition
M/B:ASUStek M4N98TD EVO
PSU:玄人志向 KRPW-J600W
AMD向けのM/Bの大半は合併してブランドのひとつになったATIが開発をするチップセットがありますが、今現在私が使用しているのは、すでに後継製品が全く登場する気配の無いnForceチップセットで、かつDDR3対応という珍しい製品になります。
こちらはOC動作にはなりますが、2,000MHz動作も可能と記載されいる製品ですので、もし動けばかなり面白い事にはなりそうだという事で応募をしたのですが、結論から先に言いますと…
やっぱりダメでした/^o^\
レイテンシの設定を緩めてもBIOSのPOST画面すら表示されません。
電圧を上げて何とかとも思ったのですが、あくまでお借りした状態での製品という事もあり、電圧は全て1.65V固定になっています。
2,000Mhzで動かないのは、AMDのCPUでは無理なのか、もしくはチップセット的な問題を抱えているのは不明ですが、どちらにせよこれで動いたとしても不安感があまりにも強く、実用的ではないという判断をしています。
このあたりはIntelの製品があるともう少し調べられたなと…少し残念です。
流石にどうしようもないので、次に1、866MHz動作まで落として起動してみると、こちらは普通に起動しました。
様々な負荷をかけてみましたが、特に問題も発生せずに使えているので、おそらく現時点で動かすにはこの1,866MHzが一番適しているような印象です。
これにより、ベースクロックも向上し233MHz動作(CPU-Z読みでは234Mhz)になるため、NB Frequencyが2578MHzまで向上した分、体感速度が少々上がったような印象です。
2,000Mhz動作が出来なかったことは残念ですが、1,866MHz動作で何の不安も無く動作するメモリというのは、個人的な感覚だと本当に凄いなと思い知らされてしまいます。
そして、倍率を変えてのOCなのですが、ここで重要な問題が…
『電圧が正常に表示されない!』
おそらくnForce側の問題だと思うのですが、妙な数値で電圧が固定されてしまい、絶対にありえないと思う電圧にまで上がったり下がったりと、手をつけられない程の状況というのが確認しました。
使用している1090Tの場合、フルロード時ででは1.3V動作(Turbo Core動作時は不明)になっているはずなのですが、実際に見ると1.216V動作という状況に…。
ちなみにAODはnForceでは使用できず、今回のOCに使用したツールは、ASUStekのTurbo V EVOなのですが、こちらでは1.3Vという数値になっていて、もはや意味不明な状況です。
とりあえずBIOSでCPU電圧をAUTOにして、少なからず無茶な電圧がかからないような設定にしました。
その結果が以下の画像です(クリックすると拡大されます)
倍率を15倍にまでしか上げられないのは電圧の関係である以上、仕方ない事なのかもしれませんが、それでも全てのコアがTurbo Core動作時の3.6GHz近くまで上がりましたし、この状況でベンチマークやら何やらをかけても不安定になる事はありませんでした。
ここまで来ると、890GXあたりの製品を購入して試してもみたいのですが、これだけの状況で安定して常用が可能であるなら文句は無いかなと思ったりします。
今回、KHX2000C9AD3T1K2/4GXを使わせていただいて思ったのは、やはりOCをさせるにはきちんとしたメモリ必要になるという事です。
予定では1,600MHz動作のメモリを購入しようと思っていたのですが、実際にその設定で動かしてもバススピードは固定のままですし、エクスペリエンスインデックスの数値が0.1上がったとしても、効果がどれだけあったのかが不明です。
それに比べると、やはりベースクロックを向上させる事で、少しでも体感速度を向上させる方が効果はあると考えます。
また、このKHX2000C9AD3T1K2/4GXを使って感じたのは、相性問題が少ないのではないかという事です。
試しに785G搭載のCinema II Deluxeにつけてみたのですが、こちらでも何の問題もなく普通に使用する事が出来ました。
そのうえで、Intel向けというのであれば、少なからずKHX2000C9AD3T1K2/4GXを付けても使えないという状況は発生しないのではないでしょうか。
何気に、人生の中でこれだけのハイエンドなメモリというのは初めて使うのですが、次回、メモリの購入の際はkingstonのメモリというのは個人的にも凄く魅力的に感じられるようになりました。
ただ、少々気になる点をひとつだけ…
KHX2000C9AD3T1K2/4GX - coneco.net
この価格の幅には一体どういう理由があるのでしょうか…。
最安値が15,800円に対し、最高値が32,770円という、その差が倍にもなっている点が非常に気になってしまいます。
販売店の扱い方の違いというのはあるのかもしれませんが、購入する際には少し注意が必要なのかなとも思ってしまうのはどうなのかなと(´・ω・`)
それでも、一時期から比べると価格も上がってしまってはいるのですが、現時点でメモリの購入を考えていらっしゃる方には、KHX2000C9AD3T1K2/4GXは凄く良い選択肢なのは間違いありません。
OCにて使用するのみならず、定格動作でも全く不安要素の無い製品を使いたいと思うのであれば、Kingstonのメモリを使ってみては如何でしょうか。
少なくとも価格以上の価値はあると私は思います。














